玄関を開けるとすぐにカーテン
カーテンの向こうに広がるスクリーン
まだ誰も座っていない椅子
再生ボタンを押す前の静けさ
「誰かがこの映像を見てくれる日が来るのかな」
そんなことを思いながら、今日も椅子を磨く
母が後ろから言う
「大丈夫よ。好きなことは、ちゃんと届くから」
ちょっと笑ってしまう。
母のほうが仲間を探しているみたいだ